ground under

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SEZON ART GALLERY B1F B2F


Information

この度、SEZON ART GALLERYでは9月18日から25日まで、秋山佑太によるキュレーションで「建築/土木/震災/オリンピック」をテーマに、気鋭作家11名が、都市の“豊かな仮設”を試みる現代美術展「ground under」を開催いたします。

キュレーター/アーティスト
秋山佑太
展覧会の空間設計と建造物を主に扱う。東日本大震災、被災の地を中心に複雑な時を刻んで来た建物に「地霊」を呼び起こす作品を制作。また東京大空襲などを扱った展覧会「BARRACKOUT バラックアウト」を東京都江東区の民家にて企画した。
http://yutumn.com

アーティスト
井戸博章
東京藝術大学大学院文化財保存修復彫刻修了。古典彫刻の研究と保存修復をテーマに作品を制作する。

大槌秀樹
東北芸術工科大学大学院実験芸術領域修了。
身体と物質・記憶と場、事実と虚構などに着目し、行為から生まれる事象を映像や写真、パフォーマンスなどで表現している。
https://www.zuchimekko.com

関優花
筑波大学芸術専門学群美術専攻特別カリキュラム版画コース在学中。美学校「外道ノスゝメ」修了。何よりも心身の健康に自信がある。ひたすら真面目に過ごした学生生活が制作の出発点にある。
http://cargocollective.com/yukaseki

立入禁止
若手アートユニット。
「都市空間の表層イメージ!剥離するテクスチャ・隔離するストラクチャ!構造・深層・下部構造が露わになる断層!崩壊のモメント・後悔のメメント!ここから先は立入禁止!」

中島晴矢
美術、音楽からパフォーマンス、批評まで、インディペンデントとして多様な場やヒトと関わりながら領域横断的な活動を展開。重層的なコンテクストをベースに、映像や写真を中心としたミクストメディアで作品を発表している。
http://haruyanakajima.com

ユアサエボシ
戦前に生まれていたもう一人の私を想像する。
もう一人の私を設定することで過去への介入が可能となり、昭和当時の空気を感じ取ることが出来るかもしれない。また現代と距離を取ることで、より多角的に現代を捉え直すことが出来ると考える。

山田はじめ
現代アートにおける制作手法・鑑賞体験の分析を主題に制作を行う。エンジニアとして学んだ知識を応用して即物的な観点から効果的・効率的な制作方法を探求する反面、矛盾や非合理性を組み込んだ作品によって誤解や誤読を誘発し、美的価値判断が盲目的に行われることを鑑賞者に知覚させる。
http://hajimeyamada.tumblr.com

KOURYOU
WEBサイト「クリックスピリット」、「パープルームHP」、「いわき伝説ノート-キツネ事件簿-」の管理人。WEBサイトの制作から、絵、立体、インスタレーション、絵本など幅広い制作活動を行う。
http://www.kurisupi.com

Zakkubalan
Neo SoraとAlbert Tholenによるニューヨークを拠点としたアーティストデュオ。写真と映画の合間を交差するアート作品を制作している。
http://zakkubalan.com

SCHEDULE

2017.9.18 (mon)- 9.25 (mon)
11:00-18:00

PREVIEW EVENT

2017.9.17 (sun)
※詳細は招待者にのみお知らせ致します。

LIVE PAINTING

2017.9.18 (mon) 19:00〜22:00
入場料:¥1,500-

アーティスト
WHOLE9/ホールナイン
ライブペイント、壁画制作を中心に活動するアートユニット。
2007年に結成し、具象モチーフを描くhitchと抽象もチーフを描くsimoで構成される。ストリートアートをベースに、スピード感のあるライブ性の高い表現を得意とし、2人で1枚の絵を描く。
http://whole9-web.jp

TALK EVENT

2017.9.23 (sat) 17:30-19:30
入場料:無料

インディペンデントキュレーター
長谷川新
飯岡陸
秋山佑太
http://groundunder.info/event

DJ EVENT

for walls
2017.09.23 (sat) 19:30-22:00
@SEZONARTGALLERY B1F
DJ : KENT
Entrance : ¥500- (1DRINK)

SPECIAL THANKS

サインデザイン
余剰デザイン

グラフィックデザイン
スズキあゆみ

ウェブデザイン
じょいとも

企画協力 
mograg gallery 
TAV GALLERY
中央本線画廊 
沖冲 
西田編集長 
丫戊个堂 
小林太陽 
石山律

ground under 特設ページ

http://groundunder.info



去りまた来る大規模災害と祝祭を前にして。共同体の「文化か安全か」。我々はその二者択一を突きつけられている。
この先、数十年後を考えるならば、第一に安全が重要であることは疑いの余地はないが、一方で共同体の文化や営みを考えることも同じく欠かせない。
この「いかなる街をつくるか」という難問を前に、我々はただ沈黙することは許されず、常に誰かに解答を迫られている。

約半世紀前に、生命として建築と都市を捉える想像力を掲げた先人がいた。
彼らは、都市全体を細胞の集まりと見立て、状況にあわせて生まれ変わっていくような、可変的で柔軟な身体性を持った都市を夢見た。
その思想は実らなかったが、この国が過渡期にある現在だからこそ、もう一度立ち戻って検証してみる必要があるのではないか。

わたしは「豊かな仮設」を試みる。

主に仮設という言葉は画一的で無機質な固いプレハブ小屋を想起させるだろう。わたしが提案する「豊かな仮設」とは、「風化と更新」をその特性とする。「豊かな仮設」における建築は、数年で建物自体が部材の劣化によって風化していくものである。
しかし、風化していく度に、進行形で移り変わる状況に対応していくような可変的な身体を志向する。ちょうど戦後の焼け野原に建ったバラックのように。
それこそが「豊かな仮設」であり、そしてその中で待つことで、かの難問である現在の街を考えるための時間を作る。
我々は「豊かな仮設」の中で暮らしながら、目下の地面を暴き出す。そうして現れた、歴史と文化が刻まれた地層の断面を解析し、最後に杭を打ち立て、新しい街をつくる足がかりとする。
すなわち、考えるために待つのだ。
そのための「豊かな仮設」である。

思考しながら待ち、地下を掘りつづけながらも潜伏し、手を止めることなく目前に広がる地層と対峙する。それは正しく、時間の蓄積であり、文化や歴史や因縁の堆積物との対話である。
縦方向に連なる層を読み解くために、わたしたちは遥か下方に潜りつづける。
座標軸にある理論上の原点に至るまで。

キュレーション 秋山佑太



MORE EXHIBITION


SEZON ART GALLERYは、セゾン現代美術館の新たな活動の一環として東京の神宮前に設立したアートスペースです。 「芸術の日常性」をテーマに、作品が生まれるアーティストのアトリエ、生まれたものが外界と摩擦を起こす展示・ 販売を行うギャラリー、さらに想像力を膨らます人々の対話の場となるカフェ・ダイニングバーが一体化した空間です。


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